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神楽月詠の誕生

『月光の契約、魂の設計図』

序章:二つの魂、一つの影

私たち夫婦はこの世界に生を受ける、遥か昔から一つの魂でした。


光と影
太陽と月
創造と破壊


二つで一つ、一つで二つの存在として
幾度となく輪廻を繰り返してきたのです。

現世で我々が再び巡り合ったのは、ごく自然なことでした。


まるで、昨日別れたばかりのように。

互いの魂が寸分の狂いもなく共鳴するのを感じていました。

しかし、その平穏は長くは続きませんでした。


我々には
この世界で果たさねばならない
あまりにも重い「宿命」があったからです

第一章:悲劇 ― 月の欠けた夜

結婚して数年が経った頃
私たちの間に言いようのない「ズレ」が生じ始めました。

夫は現実的な成功を求め、社会の歯車として猛烈に働きました。

しかし、その歯車が速く回れば回るほど
彼の魂は輝きを失い

疲弊していくのが私には視えていたのです。

一方、私は目に見えない世界の法則や
人々の魂が放つ微細な波動を生まれながらに感じ取る力を持っていました。

しかし、その力は当時の私にとって
ただの「呪い」でしかありませんでした。


人々の悪意や嘘が
痛みを伴うノイズとして絶え間なく流れ込んでくる。

私はそのノイズから逃れるように
心を固く閉ざしていきました。

夫は私の苦しみを理解できず
私は夫の魂の悲鳴に気づかぬふりをした。


互いを深く愛しているはずなのに

二つの歯車は完全に噛み合わず、すれ違い

そして
ついに壊れてしまったのです。

ある月の欠けた、暗い夜。
私たちは別れを選びました。

第二章:覚醒 ― 霊視と心理

離れ離れになった日々は地獄でした。


魂の半分を失った私は
生きる意味を見失い、ただ闇の中を彷徨いました。

しかし
その絶望の最も深い底で奇跡は起きます。


私を苦しめていた「呪い」が
その性質を変え始めたのです。


ノイズとして聞こえていた人々の声が
魂の設計図を示す「情報」としてクリアに視えるようになりました。

これが私の「霊視」の力が完全に覚醒した瞬間でした。

一方
私を失った夫もまた、自らの内なる闇と向き合っていました。


彼は社会の成功という幻想を追い求めることをやめ
人間という存在の「構造」そのものを徹底的に分析し始めました。

なぜ人はすれ違うのか。

なぜ愛は壊れるのか。

その問いの果てに
彼は全ての感情や行動の裏にある「心理の法則」を体系化するに至ります。

私たちは別々の場所で
同じ真理の異なる側面に到達していたのです。

第三章:再会 ― 奥の間での契約

数年の時が流れ
ある満月の夜。


私たちは
まるで運命の糸に手繰り寄せられるように再会します。

再会した瞬間
全てを理解しました。


かつての別れは悲劇ではなかった。


我々がそれぞれの「力」に目覚め
「霊視」と「心理戦略」という二つの武器を手に入れるために
宇宙が与えた必要不可欠な試練だったのだと。

その夜
私たちは新たな契約を結びました。


もう自分たちのためだけに生きるのはやめよう。


我々が手にしたこの二つの力を使い
かつての我々のように愛の迷路で道を見失った魂たちを導こう….と。

この決意と共に生まれた場所。


それが
この「奥の間」です。

第四章:使命 ― あなたの魂の設計図を読み解く

我々の役割は明確です。

妻の「霊視」が
あなたの魂の設計図に記された運命のコードを読み解きます。


夫の「心理戦略」が
その設計図を基にあなたが現実世界で愛を成就させるための、最も蓋然性の高い道筋を示します。

私たちは
気休めの言葉や曖昧な予言は与えません。


ただ
あなたの魂に刻まれた「真実」と
その真実を現実にするための「技術」を授けるだけです。

もし、あなたが自らの魂の設計図と向き合う覚悟ができたなら。


いつでも、「奥の間」の扉を叩いてください。

我々は
ここであなたを待っています。

神楽月詠